【うちの息子】ラクダのこぶには脂(あぶら)
うちの息子はとにかくよくしゃべる。
今から11年前、切迫早産といわれ予定日より1か月早く誕生。
体重は人並みで2700gくらいだったと思う
私も初めてのことで焦ったのを思い出します。
夜中、破水しすぐに病院へ
夜が明けても産まれず、とりあえず会社へ
着替えて当時の上司に事情を話すと、
「会社に来てる場合じゃない!すぐ戻りなさい!一生言われるよ!」
即着替えて、病院へリターン
(当時の上司はほんとにいい人で、感謝です。)
結局産まれたのは午後2時。
おじさんのような顔で、髪がふさふさ
ほっとしたのと、感動したのと、うれしいのといろんな感情が込み上げてきたのを思い出します。
1歳半、少し遅く歩き出し
2歳、法事の席で
(おじ)「何歳?」
(息子)「かに(2歳のこと)」と答え
2歳半、雨のディズニーランドにて
モノレールの先頭車両で運転席のワイパーをみて
「ワイパーうごいてないねぇ」と発し
3~5歳
吃音の症状がみられ、字を書くのも、折り紙も、運動も苦手
でも順調に成長
とにかく話すことが大好き
迷子になっても、
知らない人に聞いて一緒に手をつないで戻ってきたり
気付いたらレジの人と話込んでたり
ある時、支援センターの言語テストで
簡単な文章を読み聞かせ、最後に質問という課題で
内容が段々と難しくなり
ラクダの話になって、
(先生)「ラクダはなぜ砂漠を長く歩けるかわかる?」
(息子)「あぶら」(こぶに脂肪が入っている)
(先生)「この質問答える子、久しぶりだわ」
と、驚いておられました。
6~10歳
ゲームに目覚める
ゼルダの伝説にはまり
お風呂で嬉しそうに
(息子)「あのボスぶっ殺してやった!」
(私)「殺すとか言わないで」
(息子)「わかった!あのてきやっつけて、あいつたおして、ボスこらしめてやった!」
返しが早い
運動が苦手で足が遅く毎年持久走は最下位
ある年
(息子)「毎年、最下位でいやだ」
(私)「最下位でもいい、最後まで走ればそれでいい。お前は勉強できなくても、足が遅くてもいい。そんなことは気にするな。
みんなに応援してもらえたり、みんながお前と遊びたいなと思ってもらえるような、価値のある人間になれ。」
その結果、
我が家には友達が集まるようになりました。
ある年の面談で、妻が聞いてきた話。
(先生)「授業中に立ち上がる生徒がいるんです。」
(妻)「はい、あ、すいません」(息子はそういう子ではないと思うが、一応謝る。)
(先生)「そういう子たちが息子さんのところに集まるんです」
(妻)「ああ、すいません」
それに対し息子は「俺も困ってるんだ」と言ってました。
彼の将来の夢は
「いきもの博士」になること、加藤英明先生みたいになるのだと
図鑑や、先生の本をよく読んでいます
夢はなんであれ、彼が目指すのであれば親としては応援してやるしかないです。
だんだんと生意気にはなってきましたが、
基本はやさしい、いい奴です。
一緒に公文の教室で「漢字検定」「算数・数学検定」も受けてきました。
勉強に多少は難ありですが、まあまあ前向きにやってくれてます。
まだまだ、負ける訳にはいかないので、日々筋トレ、勉強。
英語はだんだんついていけなくなってきて、焦りを覚えています。
相変わらず運動は苦手ですが、人気者のようです
最近はオンラインでゲームができるので、それが拍車になってるのかもしれませんが
主に同じ小学校の子たちですが、たまには他校の高学年の子とも話ながら盛り上がってます
外でも遊ぶのも好きですが、やっぱり苦手みたいですね。
それでも上手な子が教えてくれたり、誘ってくれるのは人気者だからと思ってます。
楽しそうにやってます。
応援したくなる、
関わりたいと思う、
一緒に何かをしたいと思う、
何より楽しい!
人が集まるところに価値ってあると思うんです。
どんなに素晴らしい性能があっても、人から必要とされなければそこに価値はないと思うんです。
小さいころに言い聞かせていたのが、
これからもいい方向に向かってくれれば
これ以上嬉しいことはないです。
価値のある人間になれ。
これからも彼の成長を応援してやろうと思います。
私自身が一番楽しみにしています。